院長挨拶

塙厚生病院は、東白川地方の中核病院としての役割を担ってまいりました。
地域の皆様・先輩の方々に守り育て頂き、今年で創立66周年を迎えることとなりました。
私は、昭和62年4月、内科医として勤務し、平成18年4月から病院長を務めておりますが、職員全員の目標として、職種を超えた職員同士の助け合い「結いの精神」で気持ち良く働ける環境作りを心掛け、「地域から選ばれ、働き甲斐のある病院」を目指しています。
地域の救急医療では、東白川郡の救急車出動件数の約60%~70%を受け入れ(平成25年、1,349件/年の約51%)ており、長年にわたり地域の救急医療の確保、救急医療対策に貢献した功績が評価され、平成26年9月9日に「救急医療功労者厚生労働大臣表彰」を受賞いたしました。
また、在宅医療の推進については、東白川・白河医師会と連携し、多職種研修会等を開催し、在宅医療連携拠点としての役割も担っております。
さらに、当院には心療科病床(精神科病床)も有しており、一般疾患と精神疾患との効果的治療(liason)の模範的医療施設となり、「地域医療の研修に訪れたい病院」となることを目指しております。
臨床研修協力病院としては、平成23年度以降、多数の前期研修医の地域医療研修を積極的に受入れており、また、救急救命士や理学療法士、栄養士、薬剤師等を目指す学生の実習・研修についても随時受入れております。
最後になりましたが、当院は東白川地方の公的医療機関として、地域の医療ニーズに即応した保健・医療・福祉の一体的な推進に努めてまいります。
平成26年9月 病院長 佐川 恵一